オンラインポータル「daletto」基幹システム開発

  • プロジェクトストーリー
  • 制作の流れ
  • 実績詳細
  • プロジェクトストーリー
  • 制作の流れ
  • 実績詳細

人気ゲーム開発の裏側に迫る振り返り座談会!|「オンラインポータル「daletto」基幹システム」ができるまで|PROJECT STORY 03

座談会

「オンラインポータル「daletto」基幹システム」ができるまで

NEXT >> Page1/2

「今回は『ゲーム会社の作り方』が適していたんですよね」(担当H氏)「堅牢性のあるシステムを作れることと、いい意味のベンチャー気質が決め手でした」(岡本)

プロファイアのスタッフと、発注側であるダレット社(当時)の担当者様による、「オンラインポータル『daletto』基幹システム」開発を振り返る座談会。100万人の会員数を誇るdalettoの裏側を支える「基幹システム」はいかにして誕生したのか?その裏側を覗き見します。

オンラインポータル「daletto」基幹システム

オンラインポータル「daletto」基幹システムとは?

株式会社ダレットが2007年1月にサービスを開始した、100万人を超えるユーザ数を誇るオンラインポータル「daletto」のバックエンドシステム。会員管理から課金決済、ダレポ(ダレットポイント)の管理、利用権/アイテムの購入といったユーザ側、コンテンツ側の機能から、売り上げ集計、利用状況統計、ログ管理ツールといった、運用側の為の機能までを一手に担う。「モンスターハンターフロンティアオンライン」「ダレットワールド」「ブレイドクロニクル」など多数のゲームを裏側から支えている。

座談会メンバー

株式会社ゲームズアリーナ
  • 岡本 征史 様(東京開発部 部長) 岡本 征史 様 (東京開発部 部長)

    開発当時は株式会社ドワンゴに所属。できたばかりのダレット社に出向し、dalettoポータルのプロダクション責任者として多方面との調整に奔走した。

  •   担当H氏 (オンラインビジネス部 マネージャー)

    現場担当として、システム設計を指揮するディレクターの役割を担ってプロジェクトに参加。現在は障害時などのアドバイザー役としてプロジェクトに関わる。

株式会社プロファイア
  • 柳瀬 正俊(取締役) 柳瀬 正俊 (取締役)

    プロファイア側の開発責任者としてプロジェクトに参加。現在は保守の責任者としてプロジェクトに関わり続けている。

  • 山田 崇史(研究・開発担当) 山田 崇史 (研究・開発担当)

    プログラムを実装する際の設計を担当。「いちばん下っ端の現場担当です」とは本人の弁。

座談会|「オンラインポータル「daletto」基幹システム」ができるまで

ゲームズアリーナ(以下「G」)岡本:今回オンラインポータルを作るにあたり、基幹システム以外にもいろいろやることがあったんです。最初はその話をしがてら、どんな風に仕事をされているのかを見せてもらいにプロファイアさんの事務所にお邪魔したんですよね。

G担当H氏:アキバのオフィスですよね。

G岡本:そこでいろいろ話すうちに「ウマが合うなぁ」というのがまずあったんですよ。現場の方はHにある程度任せていたんですが、彼からも「テンポがいいし、まず分かってる。他の会社とは全然違うよ」という話を聞きまして、じゃあぜひ一緒にやろうという話になったんです。

プロファイア(以下「P」)柳瀬:いや、ありがとうございます。

G岡本:基幹システムというのは失敗が許されないというか、障害が起きたときのケアがすごく大変なんですよね。特に今回は立ち上げ時に「モンスターハンター」というユーザ数がかなり見込まれるコンテンツも用意されていましたし、そこで障害を起こしてしまった場合、補償なども膨大になりますので、そこはしっかりと堅牢性のあるシステムを作れる会社という観点で選んでましたね。逆に言えば、技術者同士でいろいろ話をする中で、信頼感が生まれない限りは決めないようにしていました。

G担当H氏:まず実績があるっていうのは一つのポイントでしたよね。特にお金を扱う部分などで、技術的なこともさることながら、経験を積んでいたというのは選考の理由になりました。

G岡本:そういう部分だけで言うと、大手さんなどそういったサービスを専門でやられているところっていうのはあると思うし、お金をガンガン使って、というやり方もできるのかもしれない。でも私たちとしては、なるべくスピーディーに「早く、安く、堅く」っていう部分を求めていた。いい意味でベンチャー気質を持った会社に共感性を持つんですよね。

G担当H氏:そういう意味では、「ゲーム会社の作り方」が適していたというか。

G岡本:そうそう。分厚い要求仕様書を出されて、それによって「成果物です」っていう会社は違うかなと。プロファイアさんがやってないという訳じゃないですけどね。

P柳瀬:書類仕事は苦手なんです(笑)。なるべく簡単にしようと努力してるぐらいで…。ところで最初にお話を頂いたときは、とにかく大きなシステムだなぁと。ウチでできるのかなぁと正直不安でした。

P山田:そうだったんだ(笑)。「これまでの集大成を組み上げてやろう」とかは思わなかったの?

P柳瀬:いや、まだ早いと思ってた(笑)。

P山田:それ言っちゃって大丈夫なんですか?

P柳瀬:ちゃんとできたから大丈夫!
ちなみにカプコンさんとはこれまでもPCゲームやオンラインゲームで何度かお仕事させてもらっていたんです。ですが、オンライン系ではなかなか思うような結果が出ていなくて、「これ以上失敗はできないぞ」と気合いが入った部分はありましたね。

P山田:僕はHさんに「Javaで書いてくれ」って言われて、その後1週間、Javaの仕様書と関数仕様を読みまくったのを覚えていますね。そのときJavaではサンプルプログラムぐらいしか書いたことがなかったもんですから。そういう意味では、実装面では確かにヒヤヒヤしてましたね。

G担当H氏:そういえば、とにかくPHPを推された記憶があります。新宿のロイヤルホストで(笑)。

P柳瀬:そうですね。PHPの方が開発者の人材的にも充実していましたので。とりあえずダメ元でお願いしてみたんですよね。

P山田:ダメでしたけど(笑)。

G担当H氏:Javaは開発効率と性能のバランスが取れていますので今回の規模を考えるとそこは譲れなかったですね。開発期間が割と短かったので、確かにそれだけを考えるとPHPという選択肢もあったかもしれないですけど。でもスケジュールを伸ばしてでも Javaでやるべきだという話はしてました。

P山田:そのときはPHPのパフォーマンスを上げる方法を、これもダメ元でHさんにプレゼンテーションしてたんですけど。やっぱりダメでした(笑)。

P柳瀬:でもでき上がってみて、あれはナイス判断だったんだなぁと思いましたよ。Javaでなければ今の性能は出ないと思います。

G担当H氏:いまdalettoには100万人を超える会員がいますが、当時の構成のままでシステムが動いているというのは、一つよかったかなぁと思いますね。

G岡本:基幹システムというのは失敗が許されないというか、障害が起きたときのケアがすごく大変なんですよね。特に今回は立ち上げ時に「モンスターハンター」というユーザ数がかなり見込まれるコンテンツも用意されていましたし、そこで障害を起こしてしまった場合、補償なども膨大になりますので、そこはしっかりと堅牢性のあるシステムを作れる会社という観点で選んでましたね。逆に言えば、技術者同士でいろいろ話をする中で、信頼感が生まれない限りは決めないようにしていました。

G担当H氏:まず実績があるっていうのは一つのポイントでしたよね。特にお金を扱う部分などで、技術的なこともさることながら、経験を積んでいたというのは選考の理由になりました。

G岡本:そういう部分だけで言うと、大手さんなどそういったサービスを専門でやられているところっていうのはあると思うし、お金をガンガン使って、というやり方もできるのかもしれない。でも私たちとしては、なるべくスピーディーに「早く、安く、堅く」っていう部分を求めていた。いい意味でベンチャー気質を持った会社に共感性を持つんですよね。

G担当H氏:そういう意味では、「ゲーム会社の作り方」が適していたというか。

G岡本:そうそう。分厚い要求仕様書を出されて、それによって「成果物です」っていう会社は違うかなと。プロファイアさんがやってないという訳じゃないですけどね。

P柳瀬:書類仕事は苦手なんです(笑)。なるべく簡単にしようと努力してるぐらいで…。ところで最初にお話を頂いたときは、とにかく大きなシステムだなぁと。ウチでできるのかなぁと正直不安でした。

P山田:そうだったんだ(笑)。「これまでの集大成を組み上げてやろう」とかは思わなかったの?

P柳瀬:いや、まだ早いと思ってた(笑)。

P山田:それ言っちゃって大丈夫なんですか?

P柳瀬:ちゃんとできたから大丈夫!
ちなみにカプコンさんとはこれまでもPCゲームやオンラインゲームで何度かお仕事させてもらっていたんです。ですが、オンライン系ではなかなか思うような結果が出ていなくて、「これ以上失敗はできないぞ」と気合いが入った部分はありましたね。

P山田:僕はHさんに「Javaで書いてくれ」って言われて、その後1週間、Javaの仕様書と関数仕様を読みまくったのを覚えていますね。そのときJavaではサンプルプログラムぐらいしか書いたことがなかったもんですから。そういう意味では、実装面では確かにヒヤヒヤしてましたね。

G担当H氏:そういえば、とにかくPHPを推された記憶があります。新宿のロイヤルホストで(笑)。

P柳瀬:そうですね。PHPの方が開発者の人材的にも充実していましたので。とりあえずダメ元でお願いしてみたんですよね。

P山田:ダメでしたけど(笑)。

G担当H氏:Javaは開発効率と性能のバランスが取れていますので今回の規模を考えるとそこは譲れなかったですね。開発期間が割と短かったので、確かにそれだけを考えるとPHPという選択肢もあったかもしれないですけど。でもスケジュールを伸ばしてでも Javaでやるべきだという話はしてました。

P山田:そのときはPHPのパフォーマンスを上げる方法を、これもダメ元でHさんにプレゼンテーションしてたんですけど。やっぱりダメでした(笑)。

P柳瀬:でもでき上がってみて、あれはナイス判断だったんだなぁと思いましたよ。Javaでなければ今の性能は出ないと思います。

G担当H氏:いまdalettoには100万人を超える会員がいますが、当時の構成のままでシステムが動いているというのは、一つよかったかなぁと思いますね。

NEXT >> Page1/2

  • プロジェクトストーリー
  • 制作の流れ
  • 実績詳細
  • プロジェクトストーリー
  • 制作の流れ
  • 実績詳細